誕生の経緯

「出雲はちみつ」を起業した経緯

Q:いつから養蜂家になられたんですか?

A:私の中では養蜂家にはほど遠いです・・・まだそんな規模でも無いですし。見習い中で学ぶ事も多い毎日です。まだまだこれからです(笑)。

Q:きっかけはどんな感じで・・・

A:興味を持ったのが61歳の時ですね。最初は興味があって、趣味的な感じでちょっと面白いからやってみようかな程度でした。

実は定年をそろそろ迎えるにあたって、これからの人生について前々から考える事がしばしばありましたが、これといって深い趣味も持てず、会社勤めの人生で、このままでずっと終えるのに疑問を持ちました。まだこれからでも何か出来ることがあるはず、そしていろいろな人と関わりたい気持ちもありました。そういった思いが常にあって、その時ミツバチの養蜂業の話を聞き、やるならこれだ!と直感しました。それからは日々ミツバチの事や養蜂の事が気になりだしてハマっていった感じですね(笑)。

Q:それが始まりなんですね・・・養蜂家じゃなくてはちみつ屋さんですか?

A:今は養蜂もしながら美味しいはちみつを販売しております。

2年前に巣箱を2つ買い養蜂をしながら勤めておりましたが、退職してやりたい気持ちに…昨年の夏に初めて採蜜しました時は、甘いはちみつに感激いたしました。

養蜂について

Q:養蜂について聞かせてください。

A:養蜂家には2つのスタイルがあります。

1つは花の開花に合わせて主に単花蜜を集めて全国を移動していく「移動養蜂」と、もう1つはある一定の同じところで巣箱を置き次々に咲く花の蜜を集めていく「定置養蜂」があります。

「陽菜のはちみつ」では出雲大社の北山山麓の周辺で、いくつかの養蜂場にて採蜜をしております。

Q:実際に携われてどうですか?生活は変わりましたか?

A:はい、とても変わりました!

今までの会社勤めの生活から、今は自分で養蜂の仕方も勉強しながらやって行くことが大変ですね。日々の生活の中に新たなやり甲斐や楽しみもあるところがいいですね。

季節によって随分変わってきますが、繁忙期の3月~6月の梅雨前までが一番大変です。ミツバチ達も一番活気づく季節に入り、蜂の数も多くなり採蜜の時期にも掛かりますので、採蜜日は早朝よりの仕事になります。また花の開花に合わせての設置場所の移動は夜中に行いますのでかなり重労働なところもあります(笑)。冬の12月~2月頃は準備期間ってところですかね。

Q:最後にミツバチに刺されたことがありますか?

A:毎日の日課みたいに刺されます(笑)。私のミツバチに対しての扱いがまだ未熟ですから仕方ないので反省しております。でも可愛い子供たちなので全然大丈夫です。ミツバチの寿命は1か月ぐらいと短いですので大事に育てております。